本紙調査をもとに集計したネットワークビジネス(NB)主宰企業119社の合計売上高は6135億4500万円だった。前年と比較可能な36社の売上高から算出した実質成長率は、3.0%のマイナス成長だった。
業界首位は日本アムウェイ。日本アムウェイの2022年12月期売上高は前期比4.6%減の939億3000万円だった。
3位のフォーデイズの売上高は前期比2.6%減の316億9700万円となった。ニナファームジャポンの2023年3月期の売上高は前期比3%増の103億円となり、2期連続で100億円を達成した。
年商100億円を超える大手企業で増収だったのは、ニュースキンジャパン、ニナファームジャポン。14社のうち、5社が減収決算となり、全体の売り上げを押し下げた。
ランキング上位で成長を遂げているのがニナファームジャポン。NB事業開始から16期連続の増収で、2期連続で100億円の大台を突破した。QUALIA(クオリア)の2022年11月期における売上高は前期比13.3%増。美・Styleは15年の創業以来、順調に業績を伸ばしており、2023年5月期の売上高も前期比10.2%増の13億4000万円となる見通しだ。
DAIYAMONDLIFE(ダイヤモンドライフ)の2023年5月期における売上高は、前期比29.1%増の32億2200万円と順調に成長している。
一方で、アフロゾーンジャパンは、製品の値上げによる影響もあり減収決算になった。
増収率2位で、前期比30%増だったサンテックビオズは、オンラインでのビジネス環境を充実化させたことで、全国に愛用者ができ、会員のタイトル獲得が進んだことが貢献したという。