コンタクトセンター業界大手のトランスコスモスの2024年3月期の連結売上高は前期比3.1%減の3622億100万円だった。コロナ関連業務の受注が減少したことや中国EC事業の需要減少により、減収になった。
コロナ関連業務の需要は減少したが、コロナ関連を除くCX(顧客体験)・BPO(業務プロセスの一部を外部企業に委託すること)サービスの売上高は堅実に伸長した。
CXサービスの売上高は、同3%増となった。特許を取得した顧客接点の課題を解決する「TCI‐DXモデル」を軸とした独自プラットフォームサービスを積極展開したことが奏功した。
BPOサービスの売上高は同2%増となった。専門性とデジタル技術を融合したプラットフォームサービスを展開したことで利用者増加につながった。