日本トリムでは2023年3月1日、メインで展開する電解水素水整水器の価格を改定、5~15%値上げした。2023年4月にも、整水器で使用する浄水カートリッジやメンテナンス部品を、5~25%値上げげしていた。こうした価格の改定が、過去最高売上の更新につながったようだ。
日本トリムの2024年3月期における職域販売(DS事業部)の売上高は、前期比22.3%増の45億4300万円だった。取付・紹介や店頭催事販売などを含めた、整水器の合計売上高は、同44.2%増の90億200万円だったとしている。
職域販売のセミナー開催数は、コロナ禍前の水準に回復した。スポーツチームやスポーツジムを介した関係者への整水器販売も好調に推移したとしている。
日本トリムでは、2025年3月期の売上高は前期比11.7%増の228億円、経常利益は同14.7%増の37億円になると予想している。
2024年3月期の売上高が14.7%増になるなど好調の整水器部門の2025年3月期の売上高は、前期比11.2%増の100億3000万円になると予想している。
職域販売においては、健康経営を推進する企業の営業所に設置する施策を推進。スポーツ・美容関連の展開も拡大する見通しだという。人員や営業力の底上げに引き続き注力していくとしている。
3年後の2027年3月期においては、整水器売上高を、約50%増の140億円にする計画を立てている。
スポーツ・美容関連の販売ルートを好調に保ちつつ、職域販売部門の営業人材を2023年3月時点よりも18人多い、120人体制にしていくことを掲げている。