西日本で「ネクストストア」を展開するEーnext(イーネクスト)の2023年2月期は前期比横ばいとなった。今年に入って、店舗への新規集客が順調で、業績は回復基調にある。2024年2月期売上高は8億円を見込んでいる。
コロナ禍で来店客は減少傾向にあったものの、徐々に新規客を含め来店客が増えたほか、既存顧客(会員)への販売が堅調に推移し、業績は回復基調にある。
移動店舗において「万田酵素キャンペーン旅行」を3年ぶりに開催。1泊2日の行程で、広島県尾道市の因島にある万田酵素の製造工場を見学して販売につなげている。
今後は、コロナ禍で旅行会を経験していない新規顧客を対象に工場見学を行うことで、購入のモチベーションを高める。
移動店舗の「ネクストストア」は大阪府を中心に3店舗を展開。会員向けの販売会「ネクスト桜の会」は10チームを展開している。
移動店舗のオープン月は基本的に3人で運営しているが、3カ月目からは2人で対応する。ベテラン社員が中心のため、生産性を高めると同時に、店長とメンバーの引き継ぎを考えた人員体制で運営している。
今期中に集いのチーム数を調整し、移動店舗の店舗数も社会情勢に合わせて対応していく。
業績回復に伴い人材確保も進める。第二新卒などに照準を定めて採用活動を進めていく。
会員向けのイベント販売は、数日間連続で営業する形態が好評だ。複数の販売講師が健康情報を発信し、いろいろな製品を紹介することで、顧客は多くの知識と情報が得られることへの満足度が高いという。
今後は、さまざまなイベントや企画を立案し、顧客に満足してもらえる接客と店舗運営を目指す。