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2024.06.10

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ファッション

一蔵、2024年3月期 和装事業が過去最高に 店舗と展示会の売り上げ好調

受注実績(通期)/受注残高の推移

一蔵の2024年3月期における和装事業の売上高は、広告宣伝費を積極的に投下したことが奏功し、店舗や教室、催事での受注が前期を上回り、前期比1.6%増の150億5000万円と通期としては過去最高を記録した。
 
2023年11月に持続性をテーマにしたきものコンテスト「Universal Kimono Award 2023」を開催し、きものが本来持っている価値や新たな魅力、可能性を発信した。

期初に計画した、給与水準の引上げに伴う人件費の増加や受注獲得に向けた広告宣伝費の積極的な投下などにより、営業利益は同22.1%減の6億6007万円だった。

和装事業のセグメント別業績は、振袖や呉服の「販売」が前期比1.2%増の81億1000万円だった。「レンタル」は同0.2%増の18億6700万円、「加工」は同15.4%増の16億7200万円、「写真」は同4.6%減の27億6400万円、「その他」が同6.4%増の6億3500万円だった。

SPA商品(PB商品)の受注実績は、同7.8%増だった。通期で29柄の新作を発売したほか、過去に発表した柄も人気だったため過去最高の受注を記録した。

常設のきもの教室「いち瑠」の教室数は2024年3月末時点で53教室。ブランド教室「いち波」からのブランドチェンジも含めて、前期末比で8教室増加した。教室数の増加に伴い生徒数と教室での受注もそれぞれ増加し、2024年3月期の教室受注高は前期比15.4%増の31億9200万円と大幅に増加した。




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