(公財)消費者関連専門家会議(事務局東京都)はこのほど、役員人事を変更し、新しい理事長に、坂田祥治氏が就任した。5月20日に開催した定時総会・理事会で決定した。
坂田理事長は、明治安田生命保険のお客さま志向統括部お客さま志向推進グループに所属し、自社の「消費者志向経営」の推進に従事している。
坂田理事長は、総会であいさつに登壇し、「ACAPに集う会員のネットワークの力をさらに生かし、業種を超えて、優れた取り組み事例の共有と自己研鑽を通じて、環境変化に対応した消費者関連部門の新しい姿を提案していく」と意気込みを語った。
総会では、記念講演会も催し、クラシエの岩倉昌弘代表取締役が登壇。カネボウ時代の経営破綻から、クラシエとして再生に至るまでの経験をテーマに講演した。
▲記念公演会にはクラシエ・岩倉正弘代表取締役が登壇 岩倉社長は、事業の再生で取り組んできた三つのポイントを挙げ、「選択と集中、内部の透明化、事業の自立化に取り組んできた。カネボウ破産も当初は、社員に危機感がないなど、異常な状態だった。普通の会社を目指すのが大切だった」と振り返った。
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