味の素は6月6日、ECサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコム(本社東京都、青木耕平社長)と連携し、新たに「暮らしの素プロジェクト」を開始すると発表した。クラシコムが培ったD2Cビジネスの知見と、味の素の持つブランド力・商品開発力を生かし、新たな商品を企画・開発する。
プロジェクトでは、味の素の商品開発の知見を活用しつつ、クラシコムのプロセスに沿って商品の企画・開発を実施する。2024年6月から両社が共同でマーケティングを行い、「北欧、暮らしの道具店」などで開発した商品を販売する予定だという。
プロジェクトの開始に当たり、味の素は社内公募でメンバーを募集した。食品表示などのレギュレーションに関する監修も担う。クラシコムからはデザイナーや商品の企画開発担当がメンバーとして参加する。顧客に寄り添う企画開発や新商品のパッケージデザインのクリエーティブディレクションを主導する予定だ。
味の素の岡本達也執行役常務は、「当社はお客さまとの距離を本当に縮めたいと思っている。オウンドメディアでは、10年かけてすごく縮まった部分もたくさんある。クラシコムのもの作りはすばらしく、ご一緒することで、私たちもさらにお客さまとの絆を作り、新たな価値を提供できるのでは」と期待を寄せた。
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