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2024.06.14

GRACE、中古楽器の販売好調 プラグイン子会社化で事業拡大

リユース事業を手がけるGRACE(グレース、本社神奈川県、沢村優太代表)は4月26日、楽器ECを運営するプラグイン(本社福岡県、高尾太郎)を子会社化した。5月時点で累計約600点をプラグインで販売し、売れ行きは好調だという。

GRACEは中古楽器の販売・買い取りを行う楽器事業「UNI SOUND(ユニサウンド)」を展開し、実店舗とECモールで販売している。ウェブサイト「楽器の買取屋さん」で月間約2万点の楽器を買い取り、その一部をプラグインのECサイト「chuya‐online.com(チューヤオンライン)」」でも販売する。短期目標として、プラグインで1000点の中古楽器を安定的にそろえたい考えだ。

「連携を開始してまだ1ヵ月だが、すでにプラグインの販売力の高さを感じている。『チューヤオンライン』の購入者に向けて、不要となった楽器をスムーズに買い取る仕組みなどを構築したい」(GRACE・楽器事業部事業部長・西薗樹氏)と話した。

EC販売について、「コンディションと価格に納得してからでないと、中古楽器は購入につながりにくいので、写真など見せ方には特に気を付けている。品ぞろえと探しやすさを両立できるのがオンラインの強みだ」(プラグイン・専務取締役・中原志朗氏)と説明した。
 
今後は、GRACEの子会社である東海楽器を合わせた3社間で連携し、新ブランドを設立したい考えだ。

「3社のノウハウとネットワークで、楽器の製造・販売・再利用の全てができるようになった。海外で『ジャパンビンテージ』のニーズがあるため、中長期的には越境ECなど海外向けの事業も強化したい」(GRACE・西薗氏)と意気込んだ。




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