日本コルマーホールディングス、トキワを買収 総計1000億円規模の化粧品OEMメーカー誕生

化粧品OEM国内最大手のTOA（トーア、旧社名日本コルマー）を傘下に持つ日本コルマーホールディングス（本社大阪府、神崎義英社長）は6月6日、メーク品のOEM供給を行うトキワを傘下に持つトキワ・コスメティクス・グループ（以下トキワ、本社東京都、金井博之社長）を買収した。日本コルマーホールディングスのグループにトキワが入ったことにより、国内で総計1000億円規模の化粧品OEMメーカーが誕生した。

トキワは、岐阜県に本店を置く、創業70年を超える化粧品OEMメーカーだ。メーキャップ品の分野においては、世界中の有名ブランドに製品を供給しているという。

日本コルマーホールディングスは、TheCarlyleGroup（ザカーライルグループ、本社米国）が運用するファンドから、トキワの全株式を譲り受けた。

日本コルマーホールディングスによると、「両者のパートナーシップは、きわめて補完性が高いものであり、日本国内だけではなくグローバル市場において競争力のある生産体制の整備を促進し、世界の化粧品受託市場のリーディングカンパニーとして、全てのお取引先様の期待にお応えするために、中長期的な視野に立った事業運営を推進することを目的としている」という。

日本コルマーは6月1日付で「TOA株式会社」に社名変更をしていた。