コマースセグメントのメインであるモバイルライフ事業の売上高は、同3.2%増の73億8700万円だった。スマホアクセサリーブランド「iFace(アイフェイス)」において、新商品を投入し、バリエーションを拡大したことが増収に寄与した。
コスメティクス事業の売上高は、同652.3%増の22億1900万円となった。コスメブランド「ByUR(バイユア)」がテレビ番組やインフルエンサーに取り上げられ、認知度が向上している。ドラッグストアを含む卸販売先の導入店舗数は5000店舗以上に拡大した。ECモールのランキングの上位にも定着しているという。
ゲーミングアクセサリー事業の売上高は、同45.0%増の11億1500万円だった。他社製品との差別化のため、ホワイトカラーやパステルカラーの高性能新型モニター、オリジナルモニターアームなどの周辺アクセサリーを展開した。ブランドの認知向上のため、人気ゲーム配信者とのコラボやeスポーツの大会・イベントへの協賛も行っている。
コマースセグメントの営業利益は、同53.7%増の10億6900万円になった。モバイルライフ事業が堅調に増益となったことに加え、投資が先行していたコスメティクス事業が大幅な増収となったことで営業損失が減少した。コスメティクス事業は純第4四半期では営業黒字になっている。
ECサイトの一元管理システム「ネクストエンジン」などを展開するプラットフォームセグメントの売上高は、同11.0%増の37億5600万円だった。営業利益は同27.5%増の19億2500万円になった。
中期経営計画の見直しも行った。最終年度である2026年4月期におけるコマースセグメントの売上高は、193億9900万円を計画している。コスメティクス事業の高成長を継続し、大幅な売り上げの拡大を狙う。
プラットフォームセグメントの2026年4月期における売上高は、46億5100万円を計画している。