増収の要因として品川社長は、「前期は商品点数の増加により、売り上げにつながった」としている。同社は当期、商品数の拡大と、モールの運営に注力したという。
商品数は1年間で、25万店から42万点に増加した。ちょっとした修理の際に必要な部品など、これまで取り扱ってこなかったジャンルの商品も含めて、大幅に拡大したとしている。
モールでは、2023年後半から、モールごとに担当者を選任し、運営体制を整えたとしている。
売れ筋の商品については、在庫数を増やしたという。「商品によっては、受注生産の機器もあり、注文から届けるまで時間がかかっていた。数十万円の商品でも、売れ筋商品の在庫を持つことにより、2~3日で届けることができる。規模的に在庫を持ちにくい小規模事業者との差別化につながっていると感じている」(品川社長)と話す。
2025年4月期の予想売上高は、42億6000万円。前期比で30%増以上の売り上げを見込んでいるという。
品川社長は、「次期も商品数を増やしていく予定だ。米国、欧州への越境ECも検討している。まずは商品数を限定し、小規模で展開していく予定だ」と話している。