関東信越の地域生協が加盟する、コープデリ生活協同組合連合会(本部埼玉県、熊崎伸理事長)の2024年3月期における宅配事業の売上高(供給高)は、前期比0.8%増の4471億6800万円だった。加盟するコープみらい、コープながの、コープデリにいがたの各地域生協が計画を上回った。
グループ全体での組合員拡大は、21万3250件で、計画を1万5804件下回った。
当期は「ウイークリーコープ事業構造改革プロジェクト」を設置。発売から10年を迎えた「コープデリミールキット」のレシピカードを「プラ素材紙」から「紙素材」に変更し、年間約8.1トンのプラスチック削減を見込む。
ウェブ注文の「eフレンズ」では献立自動生成、注文支援ツール「献立コンシェルジュ」のスマホ版を2023年10月に開始した。
コープデリ宅配事業では、地域担当(配達担当)が、清潔感のある身だしなみや、信頼される応対など、安心して利用してもらえるように定めた「地域担当10ヵ条」を徹底し、組合員満足度の向上を目指す「ABC運動」を継続した。
▲第33回通常総会会場の様子2024年は「2025システム構築プロジェクト」の一環として、現在のコープデリアプリを「ウイークリーコープ」の注文に特化した「コープデリ新宅配アプリ」として再構築する。また、コープデリの各事業の情報をまとめた「総合アプリ(ほぺたんアプリ)」の構築を目指す。
6月15日にさいたま市内で開催した「第33回通常総会」で、熊崎伸理事長は「2024年3月期は増収増益で終わることができた。ビジョン2035について若手職員を中心に原案を取りまとめてきた。ビジョンのありたい姿を目指して力を合わせて進めたい」と話した。
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