越季(本社新潟県、山田裕介代表)は内祝い専用ウェブカタログ「越の恩がえし」において、今後は県内の企業や団体、地方自治体と連携し、サービスの利用拡大を図っていく計画だ。「出産」「結婚」の内祝いだけでなく、コンペの景品や企業の福利厚生として利用できることを伝え、さらなるサービスの成長を目指す。
「越の恩がえし」は「カタログギフト」と「思い出の写真」をコラボしたウェブカタログギフト。写真とお礼の言葉とギフトを「ウェブカタログギフト」として提供することで、他社と差別化を図っている。新潟の食材を「越の恩がえし」に掲載している。
日本人は「お祝いの気持ちを伝えたい」「この人とつながっていたい」という気持ちを強く持っている。その気持ちは今後、コロナ以外の外的要因が起きたとしても不変のマインドだと考えた。そこで「内祝い」のシーンに最適なサービスを開発することで安定した収益につながると考えたという。
「内祝い」は「出産」「七五三」「入学式」「成人式」「結婚式」など一生を通してさまざまなシーンがある。全てのシーンには「記念写真を撮る」ことを重視しており、「写真」をギフトとして一緒に贈れる「ウェブカタログギフト」の開発に注力した。
「越の恩がえし」は(1)LINEやメール(2)はがき(3)ギフトボックス─の3種類の方法で商品を贈ることができる。3500円、5000円、7500円、1万円の料金プランを用意している。
今後は卸販売できる仕組みを構築し、写真スタジオや映像会社とのパートナーシップ提携を目指す。このほか、冠婚葬祭、イベント会社、産婦人科、旅行会社、ノベルティー制作、百貨店、ギフト店などにも営業活動を行っていく。
新潟での実績をもとに、他県でも通用する「カタログギフト」の開発も検討していく。「群馬版の越季」など、他県との可能性を探り、県外進出を目指していく。「越の恩がえし」のパッケージの販売で「京の恩がえし」「陸奥の恩がえし」「甲斐の恩がえし」などの展開を期待できると考えているという。
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