ニトリホールディングス(HD)は7月、同社では初めてインドネシアに進出する。ジャカルタ最大級のショッピングモール「Central Park Mall(セントラルパークモール)」内に出店するとともに、ECサイトも開設する。アジア圏への展開を強化し、海外売上高の拡大を目指す。
ニトリHDはグループとして、家具、ホームファッション関連商品を取り扱う「ニトリ」、生活必需品を中心に人気の高いホームファッション商品を取り扱う「デコホーム」、ホームセンターの「島忠」、大人の女性向けアパレルブランドを展開する「Nプラス」などを展開している。
2032年までに3000店舗の展開、売上高3兆円を達成するという目標を掲げている。
近年、海外展開も強化している。現在、日本では828店舗、海外では中国・台湾・韓国・マレーシア・シンガポール・タイ・ベト ナム・フィリピンに184店舗を展開している。
政府の経済成長促進策が成功しているインドネシアは、アジアの中でも高い成長を遂げていることから、非常に重要な市場と考えている。
インドネシアに加え、インドへの初出店も計画している。2032年のビジョン達成に向けて、毎年200店舗以上を出店する体制を整えていく方針だ。
インドネシア向けのECサイトは現在、準備中だ。
サイトには「ニトリインドネシア、近日オープン」と記載しており、「現地ECとして運営していく予定だ」(広報部)と話す。
ECサイトへの集客策としては、インフルエンサーマーケティング、UGC(ユーザー生成コンテンツ)マーケティング、店舗からのEC送客、デジタル広告を予定しているという。
続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。
会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。