味の素冷凍食品(本社東京都、寺本博之社長)は6月19日、テーブルマーク、ニチレイ、ニッスイ、マルハニチロと共同で、今後の冷凍食品の物流における効率的で安定的な物流体制の実現に向けて検討を開始すると発表した。味の素冷凍食品の戦略コミュニケーション部は、「5社での共同配送の仕組みはこれから検討していく」と話す。
物流業界は労働力不足の低下や、GHG(温室ガス)排出量の削減など、多くの課題への対応が求められている。
これらのことを受け、「社会課題や物流特有の課題を解決し、今後の冷凍食品物流の効率性を高めていくためには、個社単体での対策に加えて、5社での新たな協働体制による既存の枠組みを超えた取り組みを推進することが必要だと考えた」(味の素冷凍食品・戦略コミュニケーション部)と協働経緯を語る。
5社協働体制では、主に(1)共同物流の拡大(共同保管・配送による積載率の向上と物流ネットワークの安定化)(2)物流課題への対応(物流現場における生産性向上への協働の取り組み)(3)物流GX・DXの推進(共通プラットフォームによるデータ共有・利活用)─などの検討を進めていく。
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