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2024.07.11

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ジュピターショップチャンネル、2024年3月期、4期ぶりに増収 楽しい番組、魅力ある商品追求が奏功

小川吉宏社長

テレビショッピング番組「ショップチャンネル」を放送するジュピターショップチャンネル(本社東京都、小川吉宏社長)の2024年3月期の売上高は、前期比1.8%増の1583億5400万円だった。4期ぶりの増収となった。小川社長は「大枠でいうと楽しい番組、魅力ある商品を提供できたことが奏功した」と振り返る。

前期は主に(1)24時間の双方向型ライブ放送の開始(2)ファッション商品の強化(3)地域発信番組の強化(4)バラエティー情報番組の強化(5)「oh!cha15」の放送定着(6)デジタル強化─などを実施した。番組放送と商品内容を磨き上げた。

「ショップチャンネル」では、これまで1日20時間のライブ放送と残り4時間は録画映像を放送していた。だが、2023年10月からはライブ放送を24時間に拡大した。

ライブ配信時間を拡大した反響について、「プラスの影響が出ている。お客さまと生でやり取りができる時間が4時間増えた。どのようなお客さまが見ているかは正確には計れない。夜勤の人が休憩中に見たり、仕事終わりの人が見ていたりするのだろうかと思っていたが、中には昼間に『ショップチャンネル』を見てくれている方が、深夜帯の放送も見てくれていたりもする。結果として、売り上げに関してプラスの影響が現れている」(小川社長)と話す。

2023年5月にコロナが5類に移行されたことを受け、顧客の買い物やお出かけが”ワクワク”する商品を用意した。

「アパレル、ファッションアクセサリー、コスメの販売は好調に推移した。顧客に”ワクワク”してもらえるよう、新ブランドの商品を用意した。当社の顧客を含め、世の中の人がまだ価値や存在に気付いていない商品を用意して購入促進を図った」(同)と話す。

2024~2027年度の中期経営計画では、既存の「テレビ通販事業」から「テレビ・デジタル・リアルを連携させた新たなショッピングエンターテインメント事業」に進化させていく方針を発表した。

ECでは、「テレビ通販のショップチャンネル」を知らない人もサイトを訪れて商品を購入すること、ソーシャルコマースなどを強化していく。リアルでは、ポップアップショップを積極的に出店し、「ショップチャンネル」の認知、売り上げ拡大を図っていく。




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