ジャパネットホールディングス、ゆこゆこ事業を承継 旅行事業をさらに拡大

ジャパネットホールディングス（HD）は7月1日、完全子会社として新設する会社に、ゆこゆこホールディングス、ゆこゆこに関わる全事業を吸収分割の方法で承継した。今回の事業承継を通じて、旅行事業のさらなる拡大を目指す。

ジャパネットのグループ会社で旅行業を行うジャパネットツーリズムは、クルーズ事業を中心とした旅行事業の企画・開発・運営を行っている。2017年には、第1種旅行業を取得し、現在では旅行事業として150億円超の売り上げ規模に拡大した。

一方、ゆこゆこは宿泊予約事業を20年以上営んでおり、取り引きしている宿泊施設数は約3000軒に上る。2024年6月時点で約880万人超の会員を有する。

ジャパネットHDは今回の承継を通じて、国内旅行の事業展開をさらに注力していく考えを示した。

ゆこゆこが旅行事業で積み上げてきた宿泊施設との取引や顧客からの幅広い支持と、ジャパネットグループの通販事業に関わるノウハウをかけ合わせてシナジーを生み出し、これまで以上に旅行事業を通じた「ワクワク」を届けていくとしている。