調剤薬局やコスメ&ドラッグストアなどを展開するアインホールディングス(HD)は7月3日、インテリアや雑貨を店舗・ECで販売するFrancfranc(フランフラン)を子会社化すると発表した。両社の強みを生かし、店舗において異なるカテゴリーの商品を陳列し、購入を促進する。ECでは、両社共同でモール型ECサイトの構築も検討しているという。
今回の子会社化は主に実店舗での相乗効果を狙っている。両社とも20~30代を中心とした顧客層を持っており、Francfrancは全国161店舗、アインHDは調剤薬局以外にコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルぺ」を全国で83店舗を展開している。
Francfrancはインテリア、「アインズ&トルぺ」はコスメに特化しており、主要商品は異なるが、出店エリア、顧客層、価値観などは高い親和性を持っている。
両社は主に両店舗によるクロスマーチャンダイジング(商品の相互販売)を強化し、売り上げ向上につなげていく。このほか、テナント大型区画への新規出店やモール型ECサイトを立ち上げ、市場開拓、新規顧客獲得を図る考えもある。SNSを活用し、実店舗やECサイトへの集客も促進する計画だ。
Francfranの取得金額はアドバイザリー費用などを除き499億7600万円。Francfranの2023年8月期の売上高は394億8400万円、経常利益は24億1100万円、営業利益は25億6800万円だった。
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