ダスキンは7月9日、丸和運輸機関(本社埼玉県)と、災害時に双方が持つ能力・人材などを相互に支援する「災害時における相互協力協定」を締結した。
災害時に双方が持つ能力・人材などを相互に支援する。自治体から丸和運輸機関またはダスキンレントオールに依頼があり、相互支援が必要な場合に要請を行う。
丸和運輸機関はダスキンレントオールの要請に応じて、車両及び運転手を提供し、ダスキンレントオールは丸和運輸機関からの要請に応じて、避難所開設に必要なパーテーションや冷暖房機器、衛生商品など約100種類の物品を提供する。
また、長期化する避難所生活に備えて、共有部分の定期的な清掃などの衛生サービスも提供するという。
▲ダスキンが資材を、丸和運輸が車両および運転手を提供
丸和運輸機関は全国のAZ-COM丸和ホールディングスグループ全体で264拠点(2024年3月末時点)、ダスキンレントオールは97拠点(2024年5月末時点)あり、全国各地にネットワークがある両社がタッグを組むことで、災害時に必要な物品や衛生商品を配布できる地域が広がることが期待できるという。
7月9日に行われた記者発表会で、ダスキンの大久保裕行社長は、「両社がタッグを組み、お互いが持つ強みを生かすことで、被災地の復興や防災対策に貢献できると確信している。今後、避難所に必要な物品とともに、衛生環境の向上についても自治体とともに進めていきたい」と話した。