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2024.07.23

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小林製薬、会長‣社長が代表辞任、山根専務が社長昇格 紅麹問題で引責 

小林製薬は7月23日に開催した臨時取締役会で、創業家の小林一雅会長(84)と小林章浩社長(53)が代表取締役を辞任する人事を決議し発表した。紅麹サプリメントの健康問題の責任をとる。

後任の代表取締役社長には8月8日付で山根聡専務取締役(64)が昇格する。創業家以外のトップ就任は初めて。

外部の弁護士らによる「事実検証委員会」が提出した報告書の指摘を受け、経営責任などについて決議した。

一雅会長は7月23日付で特別顧問に退く。章浩社長は8月8日付で代表権のない取締役に就き、被害者への補償業務を専任するとした。章浩社長は受領済みの6カ月分の報酬の50%を自主返上し、山根専務も6カ月分の報酬の40%を返上する。

検証委の報告書によると、紅麹関連事業は2016年5月にグンゼから買収し、2018年に前身となる商品の消費者向け通販を開始し、2021年から機能性表示食事品として通販や店舗で販売している。前期の消費者向け売上高は約6.4億円で前年の3割増で伸長し、ヘルスケア事業「食品カテゴリー」の全体売上約160億円の約4%を占める。


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