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2024.07.26

ベネッセコーポレーション、生成AIの意識調査 保護者の利用肯定は10ポイント増に

ベネッセコーポレーション(本社岡山県、小林仁社長)は7月17日、全国の小学生と保護者1032組に対し、生成AIについてのアンケートを実施した。同アンケートは昨年に続き2回目。生成AIの利用に肯定的だった保護者は、前年より10ポイント増の66%になったという。

アンケートは全国の小学3年生から6年生とその保護者に対して行われた。生成AIの認知や、利用経験、今後の利用意向などについて調査したという。

生成AIについては2023年7月、「初等中等教育における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」が、文部科学省から発表された。以降、教育現場での取り組みや検証が続く中、昨年からの変化について調べることが目的だとしている。

アンケートによると、小学生で「生成AIを知っている」と回答したのは全体の23%だった。

「知っている」と回答した子どもと保護者に対してのアンケートでは、66%の保護者が、生成AIの利用について、「積極的に使ってほしい」「少し使ってみてほしい」と回答したとしている。

「どのような時に生成AIを使いたいか」という質問では、「好きなことについて調べる時」「学習での疑問解決」「調べ学習での情報収集」が上位となった。

調査結果について、ベネッセ教育総合研究所・教育イノベーションセンター長の小林俊平氏は、「興味深かったのは、肯定的な保護者が『自分で考える力が伸びそう』と回答する一方、否定的な保護者は『自分で考えなくなりそう』と回答していた点」としており、「利用の理由としては、調べる時、情報収集といった回答が多かった。検索エンジンのように、情報収集のツールとして認知されていることがうかがえる」ともコメントしていた。




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