利用方法は、(1)医療機関で診療を受け、電子処方せんを取得する(2)アマゾンショッピングアプリで薬局を選び、処方内容を送る(3)ビデオ通話で、服薬指導を受け会計する(4)処方薬を受け取る─といった流れとなっている。
同サービスで利用できる主な薬局は、アイン薬局、ウエルシア薬局、クオール薬局など。全国約2500店舗が同サービスに対応しているという。
一つのアマゾンアプリアカウントで、家族など10人のプロフィールを登録できる。アプリ上で処方薬の発送状況を確認することもできるという。
医療法人長久堂野村病院薬剤科科長の荒川隆之氏は、「日本の医療でもDXが進んできており、現場でも土壌ができつつある。きっかけがあれば、医療のDXは急速に拡大していくだろう。アマゾンファーマシーがきっかけになることを期待している」としていた。
アマゾンジャパンの消費財事業本部・統括事業本部長バイスプレジデントの前田宏氏は、「できるだけ分かりやすい使い方を目指した。アマゾンファーマシーをきっかけに、利便性を伝えていければ」と話していた。