eBay Japan、eBay傘下で6周年 「Qoo10」会員は2300万人超に

ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japan（本社東京都、グ・ジャヒョン代表）は今年8月、eBayグループ傘下に入り、社名変更してから6周年を迎える。6年間で「Qoo10」の会員数は約1000万人から2300万人以上に拡大した。今後はファッションEC「MOVE（ムーブ）」など四つの新サービスをさらに強化していく方針だ。

eBayグループは2018年4月にQoo10日本事業を買収した。同8月に国内の「Qoo10」運営会社を「eBayJapan合同会社」へ社名変更し、今年8月に6周年を迎える。2018年に約1000万人だった「Qoo10」会員数は、毎年20～30％ずつ増加し、現在は2300万人以上に拡大したという。

2018年からは、「楽しさを仕掛け、喜びを届ける」ことをミッションに、流行の情報発信基地として、「Qoo10」を運営している。大型セール「メガ割」は開催ごとに流通額を伸ばし、期間中はSNSに「メガ割」に関するハッシュタグで溢れるという現象が起きるまでになった。
 
今年に入りライブコマース専用スタジオを開設したり、コスメブランドが多数出展したイベントを開催したりするなどオフライン施策も強化している。

今後は「Qoo10」に加えて四つの新サービスを強化する。一つ目はブランド公式ショップのみを集め、動画で商品を訴求するファッションEC「MOVE」だ。

二つ目はライブ配信でタレントや人気インフルエンサーがお得な商品を紹介するライブコマース「LiveShopping（ライブショッピング）」、三つ目は日用品・コスメ、食品など生活用品をまとめ買いできる「Qmart（キューマート）」、四つ目はサンプルEC「サンプルマーケット サンQ」だという。