近藤秀仁社長は「昨年は当社の企業文化の理解がより進み、会員全員で体現できた一年だった」と振り返り、この成果が業績などにも反映されたとした。
同社の企業文化は「仕事することは当たり前」。会員番号001番であり、最高タイトル「レッドダイヤモンド」を持つ藤本雅子氏を起点に、企業文化をしっかりと伝えてきたという。
同社が展開するECサイト「おめがね」による戦略も増収要因に寄与した。
2023年5月に開設したECサイトは、開設以降、高い稼働率が続いた。厳選したアイテムを販売するだけでなく、会員が日常生活に必要なアイテムを取り揃えた。普段使いでも使えるサイトとして運営してきたことが鍵となった。
「新しい商品が出る際は、私が毎回、セミナーなどを通してプレゼンしている」(近藤社長)と言い、テレビの通販番組のような話し方で伝え方にも磨きをかけつつ、面白さも取り入れてプレゼンしているという。
会員の仕事に対する姿勢やプロモーション施策、ECサイト展開などそれぞれの施策が一つの円としてつながるようにしてきた。各事業の好循環が会員に還元する原資をより大きくすることにつながり、報酬やボーナスとして還元できたという。
今期の動向に関して近藤社長は「おめがねでのプレゼント配布や、新しい会員層の誕生など面白い動向が見えている」と強調。近日中に、新たな施策を展開していく予定であることも示唆した。