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2024.08.03

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SBペイメントサービス、クレカ利用率減少が加速 ECの決済手段を調査

よく利用する決済手段

ソフトバンクの子会社であるSBペイメントサービス(本社東京都、榛葉淳社長)はこのほど、ECサイトにおける決済手段の利用実態に関するアンケート調査を実施し、結果を公開した。調査結果によると、消費者がよく利用する決済手段は「クレジットカード」だが、その利用率の減少は加速しており、「QRコード決済」「ポイント決済」などに分散していることなどが分かった。

アンケートの調査対象は、1年以内に物販サイトで何らかの商品を購入した、10~80代の男女2866人と、1年以内にデジタルコンテンツを購入した10~80代の男女2350人。調査は、2024年5月20日~6月6日にかけて実施した今回が5回目の調査となる。

ECサイトで物品、またはデジタルコンテンツを購入する際、よく利用する決済手段について尋ねた問い(複数回答)では、物品、デジタルコンテンツの双方で、男女ともに1位は「クレジットカード決済」、2位が「PayPay(オンライン決済)」となった。3位は性別によって異なり、男性は物販、デジタルコンテンツともに「楽天ペイ(オンライン決済)」(約14%)、だった。女性は物販が「コンビニ決済」(12・1%)、デジタルコンテンツが「キャリア決済」(11・7%)という結果となった。

ECサイトで物品を購入する際、最も利用する決済手段についてたずねたところ、10代女性のみ「PayPay(オンライン決済)」(37%)が1位で、その他の年代、性別では「クレジットカード」が1位だった。

「クレジットカード」と回答した割合は、10代男性が37.9%に対し、30代男性は52.9%、50代男性は75.2%のように、男女ともに年代が上がるごとに高くなる傾向にあることが分かった。また、男性20代以降では「楽天ペイ」も選ばれているのに対し、女性30代以外では「コンビニ決済」も選ばれており、男女で決済手段の利用動向が異なることが分かった。

「クレジットカード決済」を選択する割合が、2018年から2024年にかけて減少しており、「コンビニ決済」も年々減少傾向にあることも分かった。

代わりに物品購入では「PayPay(オンライン決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」「au Pay(ネット支払い)」「ポイント決済」「Amazon Pay」の割合が、デジタルコンテンツ購入では「PayPay(オンライン決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」「Apple Pay」「Google Pay」「ポイント決済」の割合が伸びていることが分った。また、「キャリア決済」も根強い人気があることが読み取れた。

同調査では「よりポイントの還元率が高く、チャージ時や分割払い時などに手数料なしで利用できるキャッシュレス決済が、今後選ばれていくだろう」と見通しを示している。




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