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2024.08.10

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【会員限定:通販・通教・EC 2024 売上高ランキング TOP55社を公開】 OMO、越境ECで成長 合計売上12.2兆、実質成長率8%増

日本流通産業新聞が集計した「通信販売・通信教育売上高調査〈夏季〉」によると、上位557社の合計売上高は12兆2705億5600万円だった。前期との増減率が分かる187社で算出した実質成長率は、8.2%増となった。増収企業は116社、減収企業は65社だった。1位のアマゾンを筆頭に、事業改善を進めるBtoB大手、OMOを強化する小売大手、越境ECで飛躍する企業などの成長が、合計売上高をけん引している。

売上高1位のアマゾンは「物流2024年問題」に突入する中、自前の物流サービスの強みを発揮し、顧客の支持を集めている。8月5日には47都道府県全てに翌日配送できる体制を整えた。今後も物流サービスの強みを伸ばし、売り上げをさらに伸ばしそうだ。




BtoB-EC最大手のアスクルは、価格改定、送料無料ラインの引き上げ、組み合わせ購入の提案などにより、購入単価を高めている。歯科医師向け通販のフィードを傘下に持つAP67の買収も増収に寄与した。

BtoB-EC大手のMonotaROもネット通販事業の注文単価や注文回数の増加、大企業連携による購買管理システム事業の顧客増などで増収している。

ユニクロやアダストリア、パル、オンワードHDなどアパレル大手は、ECサイトとリアル店舗の融合(OMO)により、成長を継続している。EC商品の店舗受け取り、スタッフによるコンテンツ投稿やライブ配信などの取り組みをさらに拡充している。

円安基調で越境EC市場が拡大していること受け、中古車の越境ECを手がけるビィ・フォアードは33%増収と大きく成長した。

化粧品ECのアクシージアも海外で成長を実現し、38.2%増収している。同社の売上高の約7割を中国市場向けのECが占めている。




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