売上高1位のアマゾンは「物流2024年問題」に突入する中、自前の物流サービスの強みを発揮し、顧客の支持を集めている。8月5日には47都道府県全てに翌日配送できる体制を整えた。今後も物流サービスの強みを伸ばし、売り上げをさらに伸ばしそうだ。
BtoB-EC最大手のアスクルは、価格改定、送料無料ラインの引き上げ、組み合わせ購入の提案などにより、購入単価を高めている。歯科医師向け通販のフィードを傘下に持つAP67の買収も増収に寄与した。
BtoB-EC大手のMonotaROもネット通販事業の注文単価や注文回数の増加、大企業連携による購買管理システム事業の顧客増などで増収している。
ユニクロやアダストリア、パル、オンワードHDなどアパレル大手は、ECサイトとリアル店舗の融合(OMO)により、成長を継続している。EC商品の店舗受け取り、スタッフによるコンテンツ投稿やライブ配信などの取り組みをさらに拡充している。
円安基調で越境EC市場が拡大していること受け、中古車の越境ECを手がけるビィ・フォアードは33%増収と大きく成長した。
化粧品ECのアクシージアも海外で成長を実現し、38.2%増収している。同社の売上高の約7割を中国市場向けのECが占めている。