全体的に企業や横ばいの企業が目立つ中で、中堅を中心に増収した企業も少なくなかったが、業界全体の成長をけん引するには至らなかった格好だ。
業界トップは日本アムウェイが堅持したが、前期比14.0%の減収となった。上位企業では、三基商事が前期比横ばいの530億円、ノエビアが2.9%の減収で345億9100万円だった。
年商100億円以上で増収だったのは、フォーデイズ、グラント・イーワンズ、ナチュラリープラスの3社だった。
増収率を見ると、2位のDAIYAMOND LIFEが29.2%。3月に投入した「LIFE PROTEIN」が好評で、同社の成長をけん引した。ここ数年、継続して大幅な成長を続けている。
増収率3位のサンテックビオズは、28.0%の増収。オンラインでのビジネス環境を充実化させたことにより、全国で愛用者を獲得して、会員のタイトル獲得も進んだという。
上位企業の減収が全体の成長率に影響した結果となったが、中堅企業を中心に大幅な成長を見せている企業は多い。大手が堅実な実績を残しつつ、中堅の飛躍が続いていけば、業界全体のプラス成長への期待も高まる。