最高峰化粧品ライン「B・Aグランラグゼ」のクリーム
化粧品訪販最大手のポーラ(本社東京都、及川美紀社長)の2024年1‐6月期(中間期)の、訪販・サロン販売などの委託販売チャネルにおける売上高は、前年同期比11.1%減の274億8700万円となった。新規顧客の獲得効率が改善したとしているが、店舗数の減少などによって、2桁の減収となった。2024年7月度は、前年同月比で増収に転じており、第3四半期の業績に期待するとしている。
ポーラ全体の売上高は、前年同期比7.6%減の459億6600万円だった。国内事業については、百貨店やホテルのアメニティー事業が前期比13・5%増収したが、委託販売チャネルが足かせとなった。国内事業の売上高は、同6.3%減の382億8900万円となった。
委託販売チャネルの国内の店舗数は、2023年12月末時点と比較して68店舗減少した。
国内事業における、顧客の購入単価は前年同期比5.0%減、顧客数は同4.8%減となった。
ポーラでは7月、肌分析システムを刷新。静止画と動画を組み合わせて、顧客の「今の肌状態」にあった最適なスキンケアの方法を提案できるようにした。将来のシワ発生リスクなども解析できるようになった。
ポーラでは、2024年の1~6月に、「B・A」のアイクリームなどが、複数の雑誌で「ベストコスメ」として取り上げられたという。
こうした要因が顧客接点を拡大し、ポーラの7月度の売上高が増収に転じた。
10月には、最高峰化粧品ライン「B・Aグランラグゼ」にクリームを投入する。最高峰ラインを拡充し、ブランドプレゼンスの引き上げを図るとしている。
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