同社初となる機能性表示食品の販売を今年8月から開始する。先行して、同社の主力製品である健康食品「DAIYAMOND(ダイヤモンド)11」から投入する。今後は、全製品の機能性表示食品の取得を目指す。書類もすでに申請済みだという。
機能性表示食品を取得した「DAIYAMOND11」の特徴は(1)睡眠の質向上(2)肌の弾力維持─の2点で、GABA100ミリグラムも含む。その他の成分や栄養素などは既存のままだ。製品パッケージの中央部には機能性表示食品と明記されている。
近藤社長は「紅麹問題などいろいろなことがあった。しかし、そうした渦中でも当社としては次の戦略として、機能性表示食品の届出の準備を進めていた」と言い、さらに「世の中の流れを見ると、機能性表示食品は逆風かもしれない。しかし、見方が良くない時こそ、好機を掴むチャンスでもある」と話した。
経済圏の拡大へ
機能性表示食品の展開は、ECサイトの高い稼働率や新規会員の活動にも影響しそうだ。
昨年開設したECサイト「おめがね」は、高い稼働率と利用率、そしてリピート率も向上している。おめがねで展開する商品は全て近藤社長がセミナーなどでプレゼンする。
厳選したアイテムの他に、会員が日常生活で利用できるアイテムも揃えて販売する。
さらに、同社の勢いに拍車をかけるように、NB未経験の新規会員が躍動。新規登録から3ヶ月足らずで、直紹介260人を達成。早々にゴールドタイトルまで駆け上がったという。「新しいメンバーが新しい風を起こしている。来年実施するコンベンションは面白いことになりそうだ」(近藤社長)と期待している。
同社の2024年5月期における売上高は前年と比べて8億円増の40億円で着地した。今期も前期同様に、売り上げを追わずにアクティブ会員など会員獲得に注力していく。同社の会員数は4万9000人に拡大した。今期は1万人超増の6万人を目標としている。
日々実装するプロモーションと機能性表示食品の展開、独自のECサイト運営、そして新規会員などの台頭など、各分野による施策が同社が作ろうとしている「ダイヤモンドライフ経済圏」をこれまで以上に拡大させそうだ。