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2024.08.19

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【通販トップインタビュー】レミントン 野間田仁志社長 「『顧客視点』で需要捉え着実成長」

野間田仁志氏


健康器具や健康食品を通販展開するレミントン(本社神奈川県)が着実な成長を遂げている。自社ECのほか、新聞広告など紙媒体でも通販を展開。ここ10年、黒字経営を実現し、2022年に売上高が50億円に達している。「顧客視点を軸にした独自のマーケティング」を展開し、ユーザーの需要を捉えているようだ。商品開発や人材育成などにも注力している同社の取り組みについて、野間口仁志社長に聞いた。


──レミントンの通販事業について教えてほしい。

通販業界の中でもシニア市場に特化し、ユニークなポジションを確立しているのがレミントンだ。シニア向けビジネスの先駆者の一つとして10年以上、シニアの方々に向け「日常の中の元気実感」を提供すべく、ビジネスを行ってきた。

通販業界は、大きな枠組みで言えばアマゾンや楽天といった大企業がビジネスの中核をなしていると言っても過言ではない。今後も通信技術や物流システムの革新などにも伴い、通販業界は成長し続けると思う。

──売り上げが好調な要因は。

商品開発から広告作成、配送まで自社で一貫して行っている。すでにある商品を仕入れて「通販の仕組み」に乗せて売るだけのビジネスよりも手間はかかるが、その分、自分たちで品質をしっかりと担保し自信を持った商品を顧客に届けることができる。

手間がかかることはビジネスにおいては強みともなっている。自分たちで商品開発をしているため、他社が真似をしようとしてもすぐには真似できない。参入障壁の高いビジネスを展開できていると思う。

その結果、10年以上にわたって黒字を出し続けるとともに、売り上げも2012年に30億円、2016年に40億円、2022年には50億円を達成した。

──商品開発はどんな体制で行っているのか。

新商品の開発については、部署や年次に関係なく、誰にでも提案できる機会がある。実際に、コールセンターを担当する部署の社員から「お客さまからこんな声が多く届いているので、こういった新商品を開発していくべきだ」という発案があり、それを実際に商品化したこともあった。

積極的に新しいチャレンジをしていこうという社員には、いつも門戸が開かれている会社でありたいと考えている。

新入社員の頃に覚えるべき仕事のイロハというものはある。しかし、大切なことは自分で考えて、試して、学んでいくこと。会社の規模が大き過ぎないこともメリットになって、社員一人一人には、いつもチャレンジできるチャンスがある。

またレミントンは、お客さまが求めている「この先も健康でありたい」という願いを実現するため、最大限サポートしていきたいという思いを常に抱いている。信頼できる工場選びはもちろんのこと、素材も厳選して満足してもらえる商品を展開している。




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