化粧品のD2C事業を展開するWaqoo(ワクー)の2023年9月‐2024年6月期(第3四半期)のD2C事業の売上高は、前年同期比15.7%減の10億2800万円だった。薬用炭酸ヘッドスパ育毛剤「sodatel(ソダテル)」において、効果的な広告投資を実施したが増収にはつながらなかった。
「sodatel」は第1四半期において、積極的な広告投資を行い、定期顧客数の確保に注力した。第2四半期以降は広告投資額を抑え、継続的な定期顧客数の獲得を目指した。
純第3四半期においては、広告投資額を一層制限したが、安定的な定期顧客数の獲得につながっているという。
既存の主力ブランドである「HADA NATURE(肌ナチュール)」では、クロスセルやCRM施策を強化した結果、継続率は堅実に成長しているという。
第3四半期の連結業績における売上高は同7.7%増の14億2400万円、営業損益は6400万円の営業損失だった(前年同期は2億5700万円の営業利益)。
メディカルサポート事業において、整形外科領域に重点を置いた血液由来加工の受託サービスの導入提案を強化したり、AGA(男性型脱毛症)領域を展開する医療法人などに対する導入提案を積極的に行った結果、同領域における提携医院数が大きく伸長した。
第3四半期における血液由来加工サービスの受託件数は同5051件増の6532件になった。
提携医院数も同276院増の383院になった。
メディカルサポート事業の売上高は同280・9%増の39億6600万円となり、連結業績増収の要因となった。
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