月商1億円の学生も
さくらフォレストでは現在、新卒をメインに、年間10人前後を採用しているそうだ。
同社の社員数は現在約80人。社員には大学卒が多いそうだが、学歴は最重要視していないという。
部門別では、コールセンター部門が20人、企画・マーケティング部門が20人、CRMが13人、デザイナーが10人、物流や経理といったバックオフィス担当が17人。
さくらフォレストでは、インターンの学生にも、責任ある役職を任せている。
同社では、自社ECサイトや、楽天市場などのECモールの店舗を、それぞれインターンの学生に運用させているという。ECモールを担当している学生は、単月で1億円を売り上げた実績もあるそうだ。
「責任ある仕事を学生に任せるリスクは承知の上だ。ただ、責任あるきつい仕事を乗り切ると、『仕事が面白い』と思ってもらえる。そうすると、大きく成長する」(会計総務部小野恭敬リーダー)と話す。
同社では、入社時に具体的なスキルや経験、ビジョンを持っていなかった人材でも、入社後に、なりたい理想像を見つけられるよう、ケアしているのだという。
「自分で決める」マインド
さくらフォレストが社員に持ってもらいたいビジネスマインドは、「自分で何かをやる」「自分で決める」という、チームに対するリーダーシップだという。仮に、上長から与えられたミッションであっても、「自分で決めて自分で動く」というマインドを持って取り組むよう指導しているという。
「求められたものを100で返すのではなく、110~120で返すというマインドが重要だ」(小野氏)と話している。