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2024.08.29

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総合通販

千趣会、2024年1月-6月 通販売上17.3%減 カタログ受注獲得が想定以下

千趣会の2024年1-6月期(第2四半期)における通販売上高は、前年同期比17.3%減の197億1000万円だった。カタログの受注獲得が想定を下回ったことが要因だという。営業損益は21億9200万円の営業損失(前年同期は33億1500万円の営業損失)と改善した。
 
通販事業の減収については、「カタログとデジタルの特性を生かして、顧客ごとに適した売り場を提供するような戦略をとったが、カタログの受注獲得が想定を下回った。『LINE』やSNSを活用した顧客との接点再構築の取り組みも遅延した」(梶原健司社長)と説明した。


収益改善施策として商品の価格を見直したことで、売上総利益が改善したという。

通販事業「ベルメゾン」の購入会員数は、前年同期比27万2000人減の92万3000人となった。「ロイヤルカスタマーとライトユーザーの両方が減少した」(同)と言う。

7月に会員システム「ベルメゾンご優待サービス」を刷新し、ステージアップの基準を見直した。顧客エンゲージメントの向上と、継続的な利用を促進する狙いだ。

2024年12月期の再生プランとして、通販事業の構造改革や利益体質への転換、事業ポートフォリオの多様化による成長領域の創出を掲げている。
 
事業ポートフォリオについては、(1)東日本旅客鉄道との協業で、駅を中心としたリアル店舗展開の強化と拡大(2)オークネットとの協業でリユース・リサイクルの事業領域拡大(3)法人セグメントにおける広告事業や物流受託事業の強化─を実施している。




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