公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)は11月14日、先進的なECサービスを選出する「NextーGeneration Commerce AWARD2023(ネクストジェネレーションコマースアワード、NgCA2023)」の表彰イベントをオンラインで開催、大賞に選ばれた醤油専門ECサイト「職人醤油」を運営する伝統デザイン工房の高橋万太郎社長が登壇した。高橋社長は、「全国500カ所以上の醤油蔵を訪ね歩き、100ミリリットル入りの醤油を販売するビジネスを考えた」などと話した。
「NgCA」は今年で5回目の開催となる。
大賞に選ばれた「職人醤油」は、100ミリリットル入りの小サイズの醤油を販売するECサイトだ。JADMAによると、「職人醤油」のページ構成や読み物として楽しめるECサイトである点が評価されたとしている。
「職人醤油」を運営する高橋社長は、「醤油は、全国に1000カ所以上蔵がありそれぞれ違いがあるが、消費者は、どれを使ったらいいか分からない。小サイズの商品を開発し、利用シーン提案をすることで、さまざまな醤油を使ってもらえるようにしたかった」と話した。
職人醤油では現在、約60品目の醤油をラインアップしている。飲食店などに向けたBtoBーECの売上規模も大きく、百貨店など実店舗への卸販売も行っているという。年間約30万本を販売しているとしている。
表彰イベントには、特別賞を受賞した、冷食宅配のサブスクリプションサービスを運営するGREENSPOON(グリーンスプーン)の田邊友則CEOも参加した。
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