売上高調査の結果は、会員416社(調査時点)を対象に実施した「第42回通信販売企業実態調査」から得た回答と、各種調査から推計できる有力非会員370社の売上高を加えて算出している。
通販企業はアフターコロナを経て、店舗販売やインバウンド需要などが回復を見せ始める一方で、物価高騰の影響など受けている。今回の調査結果では、2022年度の10.9%には届かなかったものの、例年度並みの6.7%の伸び率となった。
直近10年間の平均成長率は8.8%で、マイナス成長を記録した1998年度以来、25年連続でプラス成長が続いている。
通販・EC市場の傾向としては、BtoBやモール系が堅調であること、商材では食料品(健康食品を含む)、雑貨が比較的好調なことを挙げた。2024年11月には、商品別や媒体別などを分析したレポートを「第42回通信販売企業実態調査報告書」として刊行する予定だ。