6割は「職場環境で肌に自信がない」
「SAVE SKIN PROJECT」が始動したきっかけは、DHCがまとめた、肌環境に関するレポートだったという。さまざまな職種の女性にアンケートをとったところ、肌に悩みを抱える女性の6割以上が、職場環境に原因があると感じていることが分かったそうだ。原因として最も多かったのが、「仕事や人間関係によるストレス」だったという。次いで多かったのが、「空調の影響などによる乾燥」「職場の寒暖差」だったという。
約7割の女性は、「肌の調子がいいときなどは、「仕事へのモチベーションが上がる」と回答していたという。
こうした肌調査の結果を踏まえて、DHCでは、女性が健やかに働ける環境を応援する目的で、「オリーブバージンオイル」を寄付するプロジェクトを開始したという。
▲美容オイル「オリーブバージンオイル」
製菓店やとんかつ屋といった個人商店からは、数本単位で応募があったという。ヤマト運輸や銀行といった大手企業からは、数百本単位の応募があったそうだ。同プロジェクトは、女性が多く活躍する企業から好評だという。
寄付を受け取った企業にアンケートをとったところ、71.8%が、「『オリーブバージンオイル』を使って悩みが軽減され、仕事のモチベーションが上がった」と回答したそうだ。
DHCではこれまで個人事業主も含めて120社以上に寄付を行ったとしている。
働く女性応援し社会貢献を
寄付を受け取ってインタビューに応えた、ヤマト運輸のドライバーを務める前島さんは、夏の時期が肌にとって過酷であると話している。「暑さで大汗をかくうえ、1日中運転していると、知らず知らずのうちにホコリや排ガスが顔についている。シートで顔をふきとると真っ黒になってしまい、日焼けもする」と話す。
DHCが、こうした働く女性を応援するのは、販促ではないという。商品を介して「人々のウェルビーイングに貢献する企業でありたい」という想いを伝えるための、取り組みだとしている。
DHCは2024年5月、コーポレートロゴを一新し、新たにパーパスを策定した。第二創業期を通して進化し変わっていくDHCを知ってもらいたいのだとしている。