同ブランドでは、累計8900万個(2000年5月~24年2月末)以上の製品を販売してきたという。富士経済の「H・Bフーズマーケティング便覧」の「抑制系/燃焼系ダイエットサプリメント市場内サプリメント企業ランキング」では、「大人のカロリミット」なども含めると、2016年から7年連続売り上げナンバーワンを記録したブランドだとしている。
1万4000人の顧客調査を基に開発
サプリメント市場の中でも売り上げ構成比が高いのがダイエットサポート関連製品だ。
健康食品事業本部・健康食品商品企画部の五十嵐良美氏は、「サプリメント剤形のダイエットサポート関連製品では、4種以上の機能を訴求する製品の販売規模が拡大しているというデータもあり、『多機能』な製品を求めるニーズが高まっている」と語る。
「延べ約1万4000人の当社のお客さまに調査を実施したところ、継続して摂取できるダイエットサポートサプリメントの条件として、単に『高めのBMIを低下させる』など複数の機能を持つだけでは不十分だということが判明した。そこで、”お通じを改善する機能”を組み合わせることで、実感しながら続けられる製品設計にたどり着いた」(同)としている。
「変わりたい」というニーズをサポート
同製品は、機能性成分として、桑の葉イミノシュガー・キトサン・茶花サポニン・ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン・ローズヒップ由来ティリロサイド・植物性乳酸菌K―1(L.casei 327)を含有しているという。
カロリミットブランドが持つ、糖と脂肪の吸収を抑える食事サポート機能はそのままに、顧客の”変わりたいというニーズ”をサポートするため、新たに高めのBMIを低下させる機能が報告されている「ローズヒップ由来ティリロサイド」を成分に加えたという。
総合研究所・機能性表示食品研究所の北野秦奈氏は、「お通じを改善する機能が報告されている『植物性乳酸菌K―1(L.casei 327)』も配合している。同社が実施した、被験者100人のモニター調査では、半数以上の人が2週間で『お通じ』『お腹のすっきり感』を実感した」と言う。
継続しやすい製剤設計
ファンケル独自の製剤技術によって、目安量は1日4粒を実現したという。継続して摂取しやすいように、工夫し、1日当たりの粒数を抑えたとしている。併せて、剤形のコーティング技術により、配合成分が持つ独特の臭いなどを抑え、食事の邪魔をしない設計にこだわったそうだ。
「親しみやすさ」「高品質」な印象を両立
パッケージは、製品の特徴が分かりやすく、選びやすいデザインにしている。加えて、カロリミットブランドが持つ明るく親しみやすい印象を反映したデザインにしたという。上品な金色にすることで、高級感と、高品質な印象とを両立させることにもこだわったとしている。