キリンホールディングス(以下キリンHD)は9月12日、ファンケルの完全子会社化に向けた公開買い付けが成立したと発表した。キリンHDとしては、資本業務提携の枠組みを超えたさまざまな付加価値を創出し、アジア・パシフィック最大級のヘルスサイエンス・カンパニーを目指すとしている。
キリンHDでは6月17日から、ファンケルの完全子会社化を目的として、普通株式、および新株予約権の公開買付けを行ってきた。
公開買付け期限の9月11日時点で、公開買付けが成立した。
公開買い付けの決済開始日である9月19日付で、キリンHDの既存保有株式と合わせた所有割合は75.24%となり、ファンケルはキリンの連結子会社となる。
ファンケルの臨時株主総会での株式併合の決議など一連の手続きを経て、ファンケルはキリンの完全子会社となるという。
今後キリンHDとファンケルは、資本業務提携の枠組みを超えたさまざまな付加価値を創出していくとしている。
ファンケルでは、キリングループのヘルスサイエンス事業の中核事業会社として、強みの源泉である創業理念は変えることなく、ブランドの「ファンケルらしさ」を一層高めていくという。
アジア・パシフィック最大級のヘルスサイエンス・カンパニーへと成長するべく、キリンHD、ファンケル、Blackmores(ブラックモアズ、本社豪州)も含めた3社が緊密に連携しながら事業を推進。キリングループ全体の成長を実現させ、企業価値の一層の向上に努めていくとしている。
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