同社の連結業績における当期純利益は同4.0%増の32億500万円だった。
営業利益の大幅な増加をけん引したのはBtoC事業だった。同事業では、CPOとLTVを重視して広告宣伝費の適正化の取り組みを強化したという。法令順守の取り組みも強化したとしている。一方で、新製品への広告宣伝投資は強化を図ったという。
BtoC事業における広告宣伝費は、前期比20.9%減の305億9900万円に抑えた。その結果、同事業のセグメント利益の大幅な増加につながった。同社のEC売上高は本紙推定で270億円。
2024年7月末時点の同社グループ全体の定期顧客件数は前期比20.6%減の74万7207件となった。
商材別にみると、「ニューモ育毛剤」をはじめとする「医薬品・医薬部外品」の売上高が、前期比5.6%増の366億5200万円になった。「ニューモ育毛剤」の累計出荷件数は、2024年6月4日時点で2700万本を突破したという。
薬用ホワイトニングジェル「DRcula(ドクターキュラ」や、子会社の明治薬品(本社東京都)の「ラクトロン錠」などが収益に貢献したとしている。「ニューモ」ブランドの医薬品「ニューZ」「防風通聖散」など新製品の、売上高への寄与が高まったという。
「サプリメント」の売上高は、前期比36.3%減の77億8800万円、「化粧品」の売上高は前期比38.7%減の75億8100万円となった。
なお、「BtoB事業」の売上高は前期比8.2%増の91億800万円、セグメント利益は同20.9%増の15億7300万円となった。
「バイオメディカル事業」の売上高は、前期比39.4%増の4億7800万円、セグメント利益は2億7200万円の赤字(前期は2億7800万円の赤字)だった。
同社では、2025年7月期の連結業績における売上高が前期比4.6%増の650億円になると見込んでいる。営業利益は同60.9%減の20億円、経常利益は同56.2%減の23億円、当期純利益は同50.1%減の16億円になると予想している。