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2024.09.20

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シルバーライフ、2024年7月期 前年比10.5%増 配食事業は人材不足で伸び悩み

FC加盟店 店舗数

高齢者向け配食サービスなどを展開するシルバーライフの2024年7月期の売上高は、前期比10.5%増の135億5500万円となった。主力事業である配食サービスは、FC加盟店が前期より11店舗減少したものの、近隣店舗との統廃合や卸価格を3%値上げ改定するなどの施策で1店舗あたりの売り上げが向上し、前期比4.0%増の88億6556万円となった。

配食サービスにおける配達員の深刻な不足が影響し、伸び悩みの状況だという。2025年7月期の売り上げは微増の見通しを立てている。契約プランの追加など出店数増加策や、森永乳業(本社東京都、大貫陽一社長)と連携した商品提供など、顧客単価を上げる施策を講じて、FC加盟店の増強を図る。

人材不足は企業努力のみで解決はできないと捉え、高齢者施設などへの食材販売や、冷凍弁当の直販、OEM事業に注力している。

高齢者施設向け食材販売では、利便性の高い冷凍食材の需要の高まりから営業活動を強化し、売上高は同16.7%増の15億4630万円となった。

冷凍弁当の直販は、安価で商品を提供できたことや、配送料と商品価格を分けた価格表示が奏功し、売上高は同30.0%増の31億4341万円となった。清水貴久社長は「冷凍弁当の通販は市場が急成長しており、追いかけている状況」とコメントした。




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