水宅配最大手のプレミアムウォーターを子会社にもつプレミアムウォーターホールディングス(PWHD)の2024年4‐6月期(第1四半期)の売上高は、前年同期比6.3%減の187億9400万円だった。営業利益は同約2倍の29億2700万円となった。PWHDは、2023年11月に、ソフトウェア開発のINEST(アイネスト)に、子会社の営業会社であるエフエルシープレミアムの株式を譲渡していた。エフエルシープレミアムのモバイル事業の売り上げがなくなったことで減収となったが、宅配水事業は堅調に推移したとしている。
PWHDでは4月、岐阜北方の採水工場の第2期工事が竣工。水ボトルの月間最大生産能力は500万本になったという。
同社の水ボトルの配送に関して、自社物流比率が51.5%に拡大。大手の配送事業者に頼らずに、日本全国の顧客に配送できるようになったとしている。こうした、生産・配送にかかるコストを抑制したことにより、営業利益が大幅に拡大したという。
2024年以降は、組織最適化の利益フェーズへと入ったとしている。
同社の2025年3月期の通期の業績予想では、売上高770億円、営業利益97億円を計画している。
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