9月24日に本社で開催した記者発表会で、イノベーション・パートナーズ本部の財津拓郎、システム本部・システム企画統括部の鈴木隆志の両氏がプレゼンテーションを行った。
「Verifyサービス」は、GMO―PGが独自に開発したエンドユーザー向けの多要素認証機能を活用した。導入事業者は、決済前に本人確認を行うことで決済処理時の承認率が向上する。財津氏は「決済時に加えて決済前に当社が対策を行うことで、加盟店に一元的にサービス提供できる」と話す。
まずは、電話番号へワンタイムパスワードを通知するSMS認証から始める。今後は「デジタル認証アプリ」を介し、マイナンバーカードを使った本人確認(マイナIC認証)への対応も2025年春頃に予定する。
接続は世界標準の接続仕様でOpenAPI方式に対応。利用料は初期費用や月額固定費がない従量課金制にした。「PGマルチペイメントサービス」の加盟店でない事業者でも契約できる。
鈴木氏は「OpenAPI機能を導入する企業は容易に利用できるほか、初期、月額固定費は無料で対応する。スタートアップ企業でも利用しやすくした」と説明。財津氏は「業種ごとにアプローチしてニーズの高い企業へ提案を進める。カートベンダーにもニーズがあると聞いており、声の上がっているところにアプローチしていきたい」と話した。