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2024.10.04

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総合通販

アイリスオーヤマ、マーケットプレイス参入 サイトの利便性向上、10月下旬から出店募集

生活用品の製造・販売を行うアイリスオーヤマ(本社宮城県、大山晃弘社長)は9月27日、子会社のアイリスプラザが運営する通販サイトにマーケットプレイス機能を導入すると発表した。12月初旬の公開を目指し、10月下旬から出店企業の募集を開始する。商品の購入やポイントの活用幅を広げ、利用者の利便性向上を図るのが狙いだ。

アイリスオーヤマの公式通販サイトとしてアイリスプラザが運営する「アイリスプラザ」は、アイリスオーヤマのオリジナル商品を中心に家電や食品、家具、ペット用品、日用品など5万点以上を取り扱っている。商品の購入に応じてサイト内で利用できるポイントを付与している。24年9月時点の会員数は400万人に達した。

今回、マーケットプレイス機能を導入することで、他社の商品の取り扱いを拡大する。「アイリスプラザ」の利用者が、ワンストップで幅広い商品を購入できる環境を整える。さらにためたポイントを利用できる商品の幅を広げることで、利用者の利便性向上にもつなげる。

ニトリも提供を予定


世界規模で見ると、大手流通企業やメーカーが通販サイトにマーケットプレイス機能を導入するケースが増えているという。マーケットプレイス機能を導入した通販サイトの数は、2021年に前年比約2倍に拡大している。

国内でもアダストリアなどの大手アパレル企業がマーケットプレイスを提供しており、ニトリなどの大手流通企業も提供予定だ。

今回、マーケットプレイス機能を実装するため、Mirakl社のエンタープライズマーケットプレイス構築向けSaaSプラットフォームを導入した。プラットフォームを活用することで、一からシステムを構築する必要なく、マーケットプレイス機能を迅速に実装できる見通しだ。

10月下旬から出店企業の募集を開始し、12月初旬にはマーケットプレイスの公開を目指す。出店企業と連携するキャンペーンも検討しており、出店企業の売り上げ向上に寄与するだけでなく、利用者にとってさらに使いやすい通販サイトの実現を目指す。

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