「シワが完全に消えた」などの表示が誇大広告にあたるとして、消費者庁は10月4日、美容クリームなどの通販を手掛けるSUNSIRI(本社埼玉県川越市、榊原実社長)に対し、特定商取引法違反で3カ月の通販業務の停止命令を行った。
消費者庁によると、SUNSIRIは今年5月から7月までに自社の美容クリームの効能について「深いシワも完全消滅」「確実にシワからシミまで消せます」などの文言と、顔面にクリームを塗ってシワが消えたかのような動画を表示していた。
同庁の求めに対して提出した資料は、表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められなかった。
また、同じ期間に定期購入の契約解除方法を掲載しておらず、特商法の表示義務違反も認めた。