中古自動車の越境ECを展開するビィ・フォアード(本社東京都、山川博功社長)の24年6月期の売上高は、前期比8.9%増の1180億8322万円だった。同社では上場を見据え、2024年6月期から会計基準を変更している。従来の会計基準では、約30%の増収となったという。
2023年6月期の売上高は、前期比33%増の1084億3040万円と、過去最高を記録していた。24年6月期も、会計基準を変更した中ではあったが、過去最高売上高を更新した。
中古車の販売台数は、前期比20.7%増の15万6237台となった。
ビィ・フォアードでは、「各地域の通貨と円の為替変動により、売れる地域は変わってくる。前期(の好業績)は、売れた際に、搬送する船枠の確保がしっかりとできたことも大きかった」(山川社長)と話す。
上場については、「これまでと変わらず27年の上場を目指している。会計基準の変更で、中古車のプラットフォームとして、売り上げの計上方法の一部を見直した。その結果、売り上げの伸びは小さくなってしまった。だがまだ確定はしていないが、利益率が大きく変わってくるだろう」(同)と話している。
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