丸井グループのムービング(本社東京都、伊賀山真行社長)は、ECで購入した商品を、全国のマルイの店舗で受け取り、返品できるサービス「トルダス」を提供している。マルイのECサイト「マルイウェブチャネル」や「アマゾン」「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」で購入した商品も、受け取ることができる。「トルダス」は現在、年間約50万人が利用している。年間100万人の利用を目指しており、マルイ以外の店舗にも対象を拡大することを検討中だとしている。
「トルダス」では、全国のマルイやモディなど20店舗で、商品の受け取りや返品ができる。「アマゾン」や「ゾゾタウン」「メルカリ」など、15社20サイトの商品の受け取り、返品ができるという。
同サービスは、ECの再配達や返品により生じるコストを減らすという意味で、社会課題を解決する側面も持つという。
通勤・通学圏内にマルイの店舗があるユーザーは、自宅への行き帰りに商品を受け取ることもできる。
「トルダス」を使って「マルイウェブチャネル」や「ゾゾタウン」などで購入した商品を返品する場合、「トルダス」の輸送ルートで直接、それぞれの物流倉庫に返品される。ユーザーが梱包する必要はなく、返品の費用も安く済ませることができるとしている。
「トルダス」では現在、マルイ・モディ以外の店舗で、「トルダス」の受け取りカウンターを設置できる店舗の開拓を行っている。「トルダス」を設置すると、商品の受け取りの際の「ついで買い」を促進できるという。同社によると、「トルダス」を利用するユーザーの約4割が、近隣の店舗で「ついで買い」をしているという。
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