大手化粧品メーカーのアルビオン(本社東京都、小林章一代表)は「PAUL&JOE(ポールアンドジョー)」公式オンラインストアの運営において、AIによるチャットの活用に注力している。このほど、ユーザーが最初に利用するチャットサービスにおいて、AIが有人対応を上回った。AIの需要の高さを感じているという。
同社が活用しているのはチャネルトークのAI「ALF」だ。チャネルトーク内の「ドキュメント」と「FAQ」の内容をもとにAIが自動で回答する。チームメンバーでコンテンツを拡充し、約3週間で複雑な質問にも答えられるようになったという。
「ALF」の導入前は「コスメのことをAIに聞こうとは、思わないのではないか」という見方もあったが、実際には昼夜問わずAIを利用するユーザーが多くいた。
「『早く答えが欲しい』『今さら聞きにくいから、AIに聞きたい』など、お客さまはさまざまなシーンで利用していると気付くことができた。運営側の効率化のためではなく、より深くお客さまを知るためにAIと付き合っていくのが正解なのではないか」(国際ブランド営業部 国内推販グループ長 新規事業担当 榊原隆之氏)と話す。
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