ビックカメラ、2024年8月期 全社増収もECは減収に EC売上高は1190億円

ビックカメラの2024年8月期連結業績におけるEC売上高は、前期比6.6%減の1190億円だった。2022年8月期から3年連続の減収となった。連結業績における全社売上高は、同13.1%増の9225億7200万円となった。

コロナ禍の需要の高まりを受け、同社の2021年8月期のEC売り上げは1564億円まで伸びた。2022年8月期以降は一転、EC売り上げの減少が続いているという。

単体のEC売り上げについては、ビックカメラが約50億円の減収、コジマが約40億円の減収となった。

2024年10月に策定した中期経営計画では、2029年8月期のEC売上高の目標として、1602億円を掲げていた。

戦略の基本方針としては、(1)グループ各社の、店舗網とEC網を活用した顧客基盤の拡充(2)グループ内企業の機能を活用した、売り上げ・利益の最大化(3)サステナビリティー経営の推進による環境・社会とのより良い関係の構築と、ガバナンスの強化─を掲げていた。

グループ店舗とECのシームレスなサービス提供や、ポイント会員向けサービスの体系化を目指しているという。