I-ne、トゥヴェールを完全子会社化 スキンケアのヒット率向上を狙う

I-ne(アイエヌイー)は10月23日、化粧品を展開するトゥヴェール(本社大阪府)の株式を取得し、100%子会社化すると発表した。トゥヴェールのノウハウを活用することで、I-neグループ全体のスキンケアのブランドヒット率の向上につなげる狙いがあるという。EC・オフラインチャネルにおける、トゥヴェールの商品の拡販や、新商品の開発を通じて、事業のさらなる成長を目指すという。

「TOUT VERT(トゥヴェール)」ブランドの化粧品を展開するトゥヴェールの2024年6月期の業績は、売上高が前期比61.7%増の41億900万円。営業利益は同62.6%増の13億8500万円だった。自社ECサイト・ECモール(アマゾン、楽天市場)で商品を販売してきたという。多額の投資は行わず、効率的な広告宣伝を行うことにより、成長を実現してきたそうだ。

I-neは、2023年2月に発表した、3カ年の中期経営計画の基本方針の一つとして、「スキンケア他の拡大」を掲げていた。

今回トゥヴェールがI―neグループに加わることで、I-neのスキンケアなどのカテゴリーにおけるブランドポートフォリオが拡充されるという。

この協業により、ECチャネルのさらなる販売強化も図るとしている。
 
I-neのデジタルマーケティング人材を活用。自社ECや既存モールの販売強化、新規モールの開拓などによって、売上高の増加を目指していくという。